2019年3月9日に九州大学伊都キャンパスで開催されたこどものためのワークショップ博覧会「ワークショップコレクション」にSDGsデザインユニットとして出展しました。

ワークショップコレクションとは、九州大学によるこどもたちの創造力・表現力を刺激するワークショップの全国普及と発展を目的とした、世界最大級のこども創作イベントです。九州大学の教授による子ども向け特別授業が開催され、九州大学大学院芸術工学研究院SDGsデザインユニット長の井上滋樹教授が食品ロスをテーマに授業を行いました。

「君は未来のコックさん！」と題して小学生が楽しく学べるようなカードゲームを企画・制作し、当日は30人弱の小学生の参加がありました。コック帽とエプロンを着たこども達は、コックさんになりきってゲームを楽しんでいました。食材カードを使い料理をつくっていくこのゲームでは、不要な食材カードをゴミ箱に捨て新しい食材と交換することでゲームが進んでいきます。たくさんの料理を作るため、不要な食材カードはどんどんゴミ箱に捨てられていきます。ゲーム終了後に食品ロスについてレクチャータイムがあり、こどもたちは先ほど捨てた食材カードが食品ロスになっていることを体感します。

レクチャータイムでは、食品ロスの現状、原因、対策についてお話しをしました。日本の食品ロスが年間トラック155台分出ていることには、こども達からも驚きの声があがっていました。最後に「食べ残しをしない」というこどもでもできる取り組みを提案し、「今日から食べ残しをしない？」と問いかけをすると、全員が元気に手をあげて返事してくれました。
この講義によって食品ロスについて関心が高まり、自分事として小さなことでもできることに取り組むきっかけになればと思います。

 

開催概要
［日時］　2019年3月9日（土）14:00-14:45

［会場］　九州大学伊都キャンパス　ビッグオレンジ・センターゾーン2号館（福岡市西区元岡744）

［参加者］　小学生、未就学児30名

［参加費］　無料

［主催］　NPO法人CANVAS／株式会社グッデイ

［共催］　九州大学

［お問い合わせ］　ワークショップコレクションin福岡運営事務局（株式会社大広九州）：wsc_fukuoka(a)daiko.co.jp