レポート九大×花王 SDGsクリエイティブコラボ 作品紹介 vol.22019.1.15

SDGsデザインユニットは産学連携プロジェクトの第1弾として、「九大×花王 SDGsクリエイティブコラボ」を2018年5月から実施しています。花王株式会社と福岡市内のクリエーター、九州大学の学生が、映像、プロダクト、絵本の3つのチームに分かれ、半年にわたり作品制作に取り組んできました。新しいコラボレーションから生まれたこれらの作品を、全3回に分けて紹介します。

第2回目は、絵本チームの作品です。

■ The Great Indian Cleaning Mission!
ビワンディー(インド)のスラム街でのフィールド調査を行い、専門家へのヒアリングや、町に溢れるゴミを目の当たりにしたことから生まれた絵本です。インド文化を上手く取り入れた物語で「ゴミのポイ捨てをやめ、大切な命を守ろう」と子どもたちに呼びかけます。今後は、ヒンディー語および、ムンバイで使用されるマラティ語へ翻訳をし、2019年3月にムンバイやビワンディーの子どもたちに配布する予定です。作品はこちら。

[制作]九州大学 芸術工学部:永易 英恵
九州大学 芸術工学府:武尾 信之介、丸山 史孝
九州大学 統合新領域学府:森永 大地
花王株式会社 広告作成部:遠藤 真梨子

■「アー!」
野菜の叫び声を聞くことのできる少年がいくつもの解決策を提示することで、捨てられる運命にあった野菜たちを救っていくというユニークな物語です。「アー!」という掛け声を通じて、私たちの身近にひそむフードロス問題を啓発します。シンガポールでのフィールド調査を経て制作され、2018年10月30日に開催された「食品ロス削減全国大会 in 京都」にも出展されました。作品はこちら

[制作]九州大学 芸術工学部:光岡 春風
九州大学 芸術工学府:竹澤 晃平、田中 理佐子
花王株式会社 広告作成部:松田 実久