お知らせ【参加者募集!】Global Goals Jam 2021 Online – 5th Anniversary Asia Trans-local Challenge2021.9.1
グローバルな視点で持続可能性を考え、ローカルな課題解決のアイデアを生み出す、2日間のオンラインワークショップ『Global Goals Jam* 2021 Online』の参加者を募集しています!
(Global Goals Jamとは:2015年に国連が「持続可能な開発目標」であるSDGsを宣言し、2020年よりその達成のための「行動の10年」が始まり、世界中でSDGsの達成に向けたアクションが行われています。Global Goals Jamは、人々のクリエイティブなアイデアや力をSDGsへ貢献する世界規模の取り組みのひとつです。)
2021年のテーマは「Trans-local :地域を超えたオンライン連動」。福岡、京都、山口、大分、鹿児島、マレーシア・クアラルンプールなどのプロジェクトを取り上げ、それぞれのローカルな課題に着目し、課題のステークホルダーの視点を共有しながら、参加者は自宅やオフィスからアジア各都市の課題に共に取り組みます。
また、リモート環境を活かした分散型の試作体制や、長時間のオンライン接続に伴う過度な集中状態や身体への負荷を軽減するための休憩や雑談なども含めた「持続可能なオンライングループワーク」の設計・進行にもチャレンジします。
【概要】
日時:2021年9月18日(土) - 9月19日(日) 両日9:00-18:00
会場:オンライン
参加費:無料(※連続した2日間のワークショップです。どちらか1日だけの参加は受け付けておりません。)
言語:日本語でも英語でもご参加いただけます(※最終プレゼンテーションは国際的な発信をしやすくするため英語で実施します。)
定員:35名(申込多数の場合、抽選)
申込締め切り:2021年9月9 日(木)
申込方法:Peatix https://fabcafe.com/jp/events/global/ggj-2021_asia-tlc
※マレーシア・クアラルンプールのプロジェクトは主に英語でのコミュニケーションを行います。クアラルンプールのプロジェクトを希望される方はこちらhttps://peatix.com/event/2786386/view
【6つの問い】
■日本からのチャレンジテーマ(当日は日本語で実施)
1. 学校だけじゃない。誰もが自己選択で学べる社会とは
村上忍(一般社団法人 Happy Education)
「不登校」は悪いことではないはず。でも、その言葉自体がマイナスなイメージを伴ううえに、結果として孤立してしまうことを、どうしたら良いか?。学校が苦手と感じる個々の様々な背景を探り、すべての子どもたちが、自分らしく学び自立した大人を目指せる「多様な学び環境」を参加者全員で自分ごととして考えるためにはどうしたらいいでしょうか?
2. 誰もが一緒に楽しめるインクルーシブな遊びはどんなものだろうか
山田麻耶(ミラスタ!つながる”こうえん”プロジェクト)
山田さんたちは、京都にインクルーシブ公園(障害があってもなくても、どんな人でもみんなが楽しめる公園)の設立を目指して活動しています。小さな頃からみんなが集まる公園に色んな子どもがいて、お互いの違いを自然に受け入れていけば、社会全体がインクルーシブになるはず。あらゆる場所がインクルーシブになっていく第一歩として、誰もが楽しめる遊びとは、どんなものなのでしょうか?
3. 都市と地方の関係をポジティブに変える仕掛けを作りたい
福田まや
大分の耶馬渓でデザイナーとして活動している福田さん。都市と地方の間にある歪みの解決のため、実際に行動に移すために土地を購入したという彼女(!)。今年は、この土地を使って、実際にどんなことができるか、具体的なアイデアを考えたいそうです。風通しの良い田舎を作りたい!という彼女と、都市と地方の関係を変える企みをしたい方はいますか?
4. 循環経済をどうやったら社会実装できるか
Satsuma Future Commons
鹿児島・薩摩川内に循環経済の実験都市を作るというプロジェクト、Satsuma Future Commons。市民参加型で、循環経済の仕組みをデザインしようと、薩摩川内市と九州大学、そしてリ・パブリックが始めています。まだ始まったばかりのこのプロジェクトで、薩摩川内市にとどまらず、さまざまな地域の人々と取り組んでいきたい。それぞれの地域に置き換えたときにどんな実験ができるか、一緒に考えましょう。
■クアラルンプールからのチャレンジテーマ(当日は英語で実施)
5. 破壊的な開発から脱却し、住みやすい生態系の回復モデルを作るには
Doris Shu Han Quek(Colllab)
Taman Keramat AU2 Pangsapuriは、クアラルンプールの都市部の貧困層のひとつ。共同でコミュニティ農園を開始することにより、さまざまな良い影響がコミュニティに生まれつつあります。しかし、この地域の川は周辺の産業によって汚染されたまま。破壊的な開発を止め、地元とすべての人のための場所を回復させることができるか。地元のライフスタイルや都市農業、健全な観光を織り交ぜた持続可能なエコシステムをどのようにして構築することができるか。
6. 人々のゴミ処理に対する意識を変え、埋立地の破壊を食い止めるには?
Banu Chandran、Marisa Razeek(Pamarai)
ゴミを灰に変える機械「Asher」を開発したマレーシアの企業、Pamarai。Asherは、ゴミを燃やすことなく廃棄物を灰に分解し、それを環境の肥料として再利用することで、循環型の仕組みを作ろうとしています。どうすれば、人々がゴミを埋め立て地に捨てず、Asherで処理してくれるようになるのか考えたい。たとえば、ゴミがお金になるような、自分のゴミに責任を持つことを促すようなプロセスをデザインできないだろうか。そういった議論をGGJでおこないたい。
【プログラム】
Global Goals Jamでは、2日間を4つのスプリントに分けチームワークを進めていきます。(すべてオンラインでの実施となります。)
Day1 : 9月18日(土) 9:00 – 18:00
[1] Introduction
[2] SPRINT 1 | Explore it!
[3] Middle Presentation
[4] SPRINT 2 | Respond to it!
Day2 : 9月19日(日) 9:00 – 18:00
[1] Morning Session
[2] SPRINT 3 | Make it!
[3] SPRINT 4 | Share it!
[4] Final Presentation
[5] Closing Session
【こんな方におすすめ】
・SDGsに関心がありアクションを起こしたい方
・アジアの各地域の持続可能性について興味がある方
・創造的な社会課題解決に興味ある、取り組んでいる方
・自らの専門性を社会課題に活かしたい方
・世界で起きている課題を自分の言葉で語れるようにしたい方、自分ごと化したい方
・教育や環境問題に対して、クリエイティブなアクションを起こしたい方
・オンラインでのデザイン手法、デザインスプリントの手法に興味がある方
・ワークショップやアイデアソンのアウトプットをアイデアのままで終わらせず実際に形にしたい方
・仕事としてSDGsや社会課題に取り組んでいる方
・個人としてSDGsや社会課題に取り組んでいる方
【参加条件】
・2日間のプログラムに全て参加できる方
・次のスキルを一つ以上持ち合わせている方を歓迎
・グラフィックデザイン、スケッチ、映像編集、写真撮影、工作、デジタルファブリケーション、フィールドリサーチ、プロダクトデザイン、サウンドデザイン、ウェブ制作、プログラミング、デザイン思考、企画立案など
・英語能力は必須ではありませんが、英語記述の能力がある方を歓迎
・オンライン参加に際しての設備環境(PC・インターネット接続)を自身でご用意できる方 (*本ワークショップでは、オンラインコミュニケーションツールとして「Zoom」とオンラインホワイトボード「Miro」を使用予定です。)
※ 情報保障などスタッフのサポートが必要な場合はお申し出ください。
【お問合せ先】
鶴田美和(九州大学大学院 芸術工学研究院) | ggj[at]design.kyushu-u.ac.jp
※ [at]を@に変更して、メールにてお問合せください。
【共催・後援】
共催:九州大学大学院芸術工学研究院、京都産業大学伊藤(慎)研究室、山口大学国際総合科学部、FabCafe Kyoto
後援:国連人間居住計画(ハビタット)福岡本部(アジア太平洋担当)、福岡市
【協力】
京都芸術大学ウルトラファクトリー
【お問い合わせ】
九州大学大学院芸術工学研究院 鶴田美和
ggj(a)design.kyushu-u.ac.jp
【過去の活動事例:Global Goals Jam Fukuoka X Kyoto 2020】
2020年は、フルオンラインの環境を活かした初の試みとして、これまでそれぞれ「Global Goals Jam Fukuoka」「Global Goals Jam Kyoto」として活動してきたコミュニティが連携し福岡と京都の2つの都市を結び、地域を超えたワークショップを開催しました。