関連施設

多次元デザイン実験棟

多次元デザイン実験棟は、学生の間で通称「多次元」と呼ばれている多目的施設です。メインの施設である中央実験ホールと付随する4つの基礎実験室、そしてそれらを取り囲む展示ホール等で構成されています。中央実験ホールは、ホール内に設置された各種音響・映像装置を用い、外界とは全く異質の実験空間を作 り出すことが可能な施設です。音や光、そして映像といったさまざまな媒体がひ とつの空間の中で統合できるように計画・設計されたこのホールは、教育、実験、演出のための装置空間といえます。

工作工房

工作工房は、基礎造形を始めとする各種造形授業やモデル制作、各部門の卒業研究並びに実体制作等が行われる施設です。ここでは、各種工具、加工機械の基本的な操作や工作技術を習得し、デザイナーにとって重要な素材に対する感覚や造形的な思考を養うことを目的とした実習、体験的にスケール感を習得させることを目指した演習、並びに各種実験機器の試作研究を行っています。また近年デジタルファブリケーション機器を導入し、ラピッドプロトタイピングを採用した実習も行われています。

居住空間実験住宅

居住空間実験住宅は、2階建ての実験住宅で、入浴動作、排泄動作、炊事動作、歩行動作、介助動作など住宅内における日常動作を3次元で解析できます。また、入浴、睡眠、休息、食事、団欒、家事、学習、機器操作などの実生活時の行動観察や生理反応測定ができます。

デジタル工房

デジタル工房は、デジタルイメージ形成のための装置やソフトを集中させた工房で、多面撮影用スタジオ、3次元デジタイザー、モーションキャプチャ装置、専用コンピュータ装置群といった施設・機能を持ち、高度なコンテンツ制作やアーカイブの制作等に役立てられています。

環境適応研究実験施設

環境適応研究実験施設は、気圧、温度、湿度、気流、照度、水圧等を広範囲に制御できる人工気候室9室からなり、ヒトの環境適応能を詳細に検討することにより、健康で快適な生活環境や製品のあるべき条件を明らかにすることを目的とした世界最大規模の実験施設です。