活動SDGsデザインインターナショナルアワード2024 国内授賞式及び社会実装検討会2024.12.6

SDGsデザインインターナショナルアワード2024
このアワードは、すべての「当たり前」を根本から見直して、世界と連携して社会を変革させる起爆剤となるべく、九州大学芸術工学研究院が中心となり、2019年にスタートして今年で6回目になります。今年度のテーマは「未来の食文化」をデザインしよう!いうものです。生きていく上で欠かせない“食、食文化を守り続けるため、誰もが容易に食を口にできるようにするため、味わうために、必要なテーマではないかと思います。このテーマに対して17カ国、98校大学、15校高校から201件の応募をいただきました。


SDGsデザインインターナショナルアワード2024国内授賞式及び社会実装検討会
本授賞式及び社会実装検討会は、SDGsの実現に貢献する優れたデザインアイデアを顕彰するとともに、受賞作品や応募作品が社会に与えるインパクトを評価し、その実装可能性を検討する場である。
未来社会の課題解決に資する優れたデザインを広く共有し、社会実装検討会では学生、研究者、デザイナーなどが参加され、教育機関と企業が連携し、アイデアを実現するための具体的な方法や協力体制を議論した。このプロセスを通じて、SDGsを達成するための新しい可能性を切り開き、実際の行動に結びつけることを目指す。

■時間:2024年12月6日(金) 15:00-17:00
■場所:九州大学大橋キャンパス DESIGN LIBRARY
■プログラム:
・開会挨拶 尾本章研究院長
・SDGsアワードについて流れ 食のトレンド SDGsデザインユニット 張彦芳ユニット長
・様々な視点から食の教育 メディアデザイン部門 森本由紀准教授
・食の多様性について 九州しあわせ共創ラボ(九州博報堂)副田治ラボ長
・THEME1の受賞者発表
・企業賞Helix Experience賞の説明
・企業賞Helix Experience賞の受賞者発表
・今後社会実装に関するディスカッション
SDGsアワードの社会実装検討会は、SDGsデザインインターナショナルアワードで受賞した優れたアイデアを社会に実装するための具体的な方策を議論する場として、企業と社会が直面する課題や市場の動向を深く考慮し、持続可能な未来を実現するための協働の可能性を模索する機会となった。 議論の中では、消費者が注目する「食材への価値の訴求」や「自然保護への取り組み」などが、受賞アイデアの社会的意義や市場での受容性を高める要素として取り上げられた。単なる製品化に留まらず、環境保全や社会的課題の解決につながるビジョンが明確化された。さらに、企業と教育機関の専門家、学生が一堂に会して意見を交換することで、多様な視点を取り入れながら受賞アイデアの社会実装を加速させる土台を築くことができた。SDGsデザインインターナショナルアワードの枠を超え、実社会へのインパクトをもたらす重要なステップとして、このような議論を通じて、SDGsを軸とした社会課題解決の実現性が具体化し、企業活動の新たな価値を創造する契機となったことが、非常に意義のあることである。