レポートルワンダ、南アフリカを視察しました2019.3.20

2019年2月8日〜20日ルワンダ、南アフリカの先端事例を九州大学大学院芸術工学研究院の谷正和教授、井上滋樹教授で視察しました。

アフリカは最後のフロンティアとして世界中から視線が集まり、様々な企業がアフリカ進出を図っています。いまアフリカでなにが起こり、これから何が必要なのか、デザインに何ができるのか、現状を視察してきました。

最初に訪れたルワンダでは、ICT立国として経済成長を遂げるための施策、ICT商工会議所やトゥンバ高等技術学校を訪問。また、JICAルワンダやSDGsセンターへ訪問し、現在の取り組みについてお話を伺いました。一方で、ミヨべ地区と呼ばれる慢性的な栄養不足のこどもたちが住む貧困地域も視察し、課題について議論しました。アフリカの奇跡と呼ばれるこの国で、誰1人取り残さないように、何ができるか現地と協力して活動していきたいと思います。

次に訪れた南アフリカでは、ヨハネスブルグとケープタウンへ大学やデザイナーなどデザインの最先端事例を視察しました。
アパルトヘイトがあった南アフリカでは黒人・白人・カラード・アジア系など様々な人種が住んでおり、各コミュニティの溝や経済的格差を感じました。

アフリカといっても54カ国あり、各地で抱える課題は共通のものも多くありますが、原因や背景は異なっています。実際に現地へ行くと生活者の背景を感じることができ、具体的な課題や原因がみえてきました。今後はプロジェクトとして活動できるように現地と協力し情報収集や検証を重ねていく予定です。今後の活動に是非ご注目ください。

ルワンダ大学

ヨハネスブルグ大学

ケープタウンにて