レポート九州SDGsデザインネットワーク会議「九州大学SDGsデザインスクールwith福翔高校」成果発表2019.12.3

九州大学SDGsデザインスクールは、2019年に設立した九州大学大学院芸術工学研究院「SDGsデザインユニット」が行う教育活動です。子どもから大人までさまざまな人を対象に、地域の学校や公民館などで、Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)に対して、デザインの領域で貢献することを目指し、創造性教育プログラムを提供します。

このスクールの一環で実施した、福岡市立福翔高校との連携授業の成果を九州SDGsデザインネットワーク会議で発表しました。当日は福翔高校の高校生を含め約40名が参加し、活気のある発表会となりました。

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発表した高校生は、「気候変動」と「ゴミ問題」をテーマに、SDGsに対して自分たちに何ができるのかを考えアイデアにまとめました。そうしてできたアイデアをポスターにまとめて説明するとともに、グループで議論を重ねたプロセスで得た気づきや、初めて体験するデザイン思考を使った授業スタイルでの発見なども織り交ぜて発表しました。

参加した高校生が、デザインのプロセスによってSDGsに対して自分でも何かできるかもしれない、と気づけたことが最大の実りとなりました。

会場からは、九州大学が市民や地域に開いた活動としてこのプロジェクトは非常に大きな価値があり、ぜひ継続してほしい、と期待の声が上がりました。九州SDGsデザインネットワークの参加者からは、普段のデザイン会議は大人ばかりで話し合いをしているので、高校生の若さやアイディアが新鮮で刺激を受けたといったご意見がありました。

[日時]2019年11月14日(木) 16:00~17:10

[会場]株式会社オカムラ 共創空間「Tie」(福岡市博多区博多駅前1-3-3 明治安田渡辺ビル2F)

プレゼンテーションの様子